梅の橋(金沢市東山)
東山と並木町の間にあり、ひがし茶屋街の近くに位置しています。
梅の橋は、金沢市の文豪・泉鏡花の出世作『義血侠血』の舞台になっています。この小説は、浅野川のほとりで暮らす美しい娘・滝の白糸と、彼女をめぐる三人の男たちの悲恋を描いたものです。
梅の橋の周辺には、滝の白糸にちなんだ像や碑が建てられています。像は、滝の白糸が浅野川に身を投げた場面を表現したもので、碑には泉鏡花の筆による「滝の白糸」の文字が刻まれています。
梅の橋は、夜間にライトアップされており、木造風の高欄と桁隠しが浅野川の水面に映えます。ひがし茶屋街の近くにあるので、夕食後に散策するのもおすすめです。